【株価分析】すかいらーくHD(3197)の企業分析【初心者投資】

株価分析(日本株)

外食業界でも有名な「すかいらーくホールディングス」ですが、現在の株価はどうなのでしょうか。
業績などから分析してみたいと思います。
また、すかいらーくHDの株は株主優待株として有名である。
このところにも言及したと思います。

すかいらーくHDの事業内容

レストラン事業:「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」などなどの経営を行っている。国内外に3000店舗を展開し、年間3億人の人が利用している。

その他の事業として、食品の販売、食材等の配送、店舗清掃・保守、売店商品納入及びリネンサプライ等のグループ会社支援事業を展開している。

近況業績と予想

売上

2020年のコロナで外出を控える時期もテイクアウトや配達などで売り上げを大幅に落とすことなく切り抜けた感がある。
そして、ここ数年は着実に売り上げを伸ばし、予想では2024年12月では3950億円に達するのではと予想する。

当期利益

売上があっても利益につなげることが難しかったコロナ禍。
2020年は-172億円の赤字。
しかし、今年は130億円の黒字予想。
大きいマイナス要素が今のところないので、来年にも期待が持てる。

自己資本比率

企業のHPと呼ばれる自己資本比率ですが、安心できるラインである40%を若干割り込んでいるので注意が必要である。
しかし、上昇傾向であるのでこのまま40%超えを伺えるようならば安心企業の仲間入りができる。

配当利回りと配当性向

赤字であったせいか2020年と2022年は無配に転落している。
配当利回りは決して高くない。
しかし、株主優待は優秀でありそれを加味して考える必要がある。

配当金と株価

すかいらーくHDの配当金は当期利益によって配当金を決めている傾向にあることが分かる。
現在2024年10月の株価が2300円前後であることから、今年の配当は17.5円前後になると予想される。

PERとPBR

PER(株価収益率)は株価の割高か割安かを表す指標で15倍であるが業種によって異なる。
業種:レストラン事業においては平均で15倍以上なので一見割高感があるように見える。
そして、2024年10月21日現在のPERは98倍と割高感がより一層強くなっている。

PBR(1株あたり純資産)は1倍より高ければ実際の価値より株価が高いことを表している。
したがって、2.89倍は比較的割高感があるとみることができる。

これら2つの指標は株価の影響を受けるので、より正確に株価の価値をみるROEを用いることが多い

ROE

ROE(自己資本利益率)であるが、一般的に10%を超えると投資する価値のある優良な企業とみなすことができる。
今年の予想で上昇しているが、それでも7.77%である。
このまま来年は、10%を超えることができるのか見守りたいところである。

株主優待

株数年間優待金額1単位当たりの優待金額
100~299株4000円4000円
300~499株10000円3333円
500~999株16000円3200円
1000株~34000円3400円
すかいらーくHDの株主優待

すかいらーくHDは優待株として有名である。
優待はすかいらーく系列店で使用できる商品カードである。
日本にもかなりの店舗数があるので地域によって使用できないなんてことはないであろう。

最大利回りは4000円÷230000円=1.7%である。

今後の株価の見通し

今年に入ってすからーくHDの株価は上昇してきた。
しかしここ数か月で上がってきた上昇もそろそろ一服をむかえるのではないか。
業績が好調であることの要因だけでここまで上昇するのは行き過ぎ感があるからである。

今後の株価は2100~2400円程度で推移するのではと予想される。

そろそろ天井をつけて2100円くらいのところで100株だけかって優待を楽しみに持つのも一興であろう。

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