【株価分析・株価予想】JPホールディングス(2749)の企業分析【初心者投資】

株価分析(日本株)

2025年2月25日に株主優待で2万円のQUOを新設した「JPホールディングス」。
そのため、配当金+優待利回りが驚異の9.5%になり、優待民のみならず高配当狙いの投資家も注目が集まった。
今回はそんな「JPホールディングス」について決算資料等から分析してみたいと思う。

JPホールディングスの事業内容

保育園、学童クラブ、児童館などの子育て支援施設を運営する、子育て支援事業のリーディングカンパニーです。

主な事業内容は

  • 子育て支援事業:
    • 保育園、学童クラブ、児童館などの子育て支援施設の運営
  • 給食・食育事業:
    • 子育て支援施設向けの給食の請負・アドバイザリー

近況業績と予想

売上

きれいな右肩上がりをしている。
売上は何より重要視される項目であるが少子化の影響で子育て支援の重要性が注目されこのような伸びをしているのかと思われる。

当期利益

利益もしっかり出ているので申し分ない。

自己資本比率

企業のHPと呼ばれる自己資本比率ですが、安心できるラインである40%を若干割り込んでいるので注意が必要である。

配当利回りと配当性向

2021年の配当性向が63.4%とコロナ禍の影響で高くなっているが、その後は25%程度で安定配当の企業であることが伺える。
ただ、注意は今回の株主優待はこの配当性向に含まれていないという点である。
この株主優待も含めた配当性向はどのくらいあがるのか、注目される。

配当金と株価

株かも順調に上がっている。また配当金も4年前と比較し3倍と成長している。

PERとPBR

 PER(株価収益率)は株価の割高か割安かを表す指標である。中央値や平均値から一般的に15倍が一つの標準的な値とされている。しかし、その値は業種によって異なる。
業種:教育事業においては平均で15倍以上なのでおおむね割安割高ではないように見える。

PBR(1株あたり純資産)は1倍より低ければ実際の価値より株価が安いことを表している。1.4倍は若干割高感があるとみることができる。

これら2つの指標は株価の影響を受けるので、より正確に株価の価値をみるROEを用いることが多い。

ROE

 ROE(自己資本利益率)であるが、一般的に10%を超えると投資する価値のある優良な企業とみなすことができる。
 昨年度は10.1と基準ライン上であった。今年のROEはどうであるか注目される。

株主優待

基準日保有株式数優待内容
3月末(前9月末より継続保有)500株QUOカード10000円
9月末(前9月末より継続保有)500株QUOカード10000円
JPホールディングスの株主優待

今年2025年3月末の優待に関しては3月末時点で500株保有していれば、優待の対象となる。

今後の株価の見通し

 この発表があった翌日の株価は617円のストップ高であった。
 今現在3月1日は買いが一巡し630円程度落ち着いているが今後の株価は3月末まではこの水準で維持されるであろう。
 しかし、配当落ちではストップ安までいかずとも相当値を下げて550円程度まで落ちると予想。

 また、株主優待は簡単に改悪されるなんてざらにあるので今回の上げは一時的な上げである可能性が相当高いので、安易な気持ちで飛びついてヤケドすることは避けてもらいたい。

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